2018年4月23日月曜日

大須作文教室 4月末〜5月のカレンダー


連休期間も定休日以外は開室いたします。ご連絡お待ちしております★

2018年4月7日土曜日

講師からのご案内 ⑤ 論点を絞る

作文を進めていくと論点がひろがっていきます。たくさんの要素が結合していくことで、なにが中心的な論点であるかがわかりづらくなっていきます。こうなると、一つ一つの要素は明確に書かれているのに、全体としてなにが言いたいのかわからない文章になってしまいます。とりとめなく広がってしまった文章は、論点を絞る必要があります。

論点を絞るためには、必要のない論点を削り落としていかなくてはなりません。
書かなければならないことと、書かなくてもよいこととを、選別します。
何を残し、何を削るか。この推敲の過程で、書き手は自分自身の視点が充分に定まっていないことを知ります。

 問題をわかりやすくするために、カメラにたとえてみましょう。
視点が定まっていない状態とは、カメラが固定されておらず、横を向いたり上を向いたりしてしまう状態です。こういうカメラで撮影された動画は、視軸が変化してしまうため、視聴者は車酔いのような状態になってしまいます。まずはカメラをしっかりと三脚に固定しなくてはなりません。
 文章を書くときにも、視軸というものがあります。何が言いたいのかわからない文章とは、視軸が固定されていない状態で書かれた文章です。視軸が動かないように、顔の向きを固定しなくてはなりません。

 では、どうしたら作文における視軸を固定することができるのでしょうか。
そのためにはまず、なぜ視軸が動いてしまうのかを考えておきましょう。

 なぜ論を進めている最中に、顔が横を向いてしまったり上を向いてしまったりするのか。
それは、私たちが日常生活をおくるなかで、他人に釈明をする習慣がついてしまっているからです。誰かがわからないと言えばすぐに顔を横に向けて、説明して同意を求める、あるいは、釈明して理解をもとめる、そういう習慣がついているのです。

 論文やエッセーを書くときには、そうした日常の習慣を離れなければなりません。まっすぐ正面だけを向いて、ひとつの角度を示すことに専念しなくてはなりません。あれもこれも隙間なく論じようとするのではなく、あれやこれやはあとで対応するからまずはこの論点を読め、という姿勢です。
そうした姿勢をとってはじめて、立論の視軸が固定され、パースペクティブが定まっていきます。書かなければならないことと、書かなくてもよいこととが、明確になっていきます。

2018年4月4日水曜日

大須作文教室の日よけ

紫外線が強いです。
2枚できました★



矢部史郎先生からクッションをいただきました★